トコノマトについて
トコノマト(Tokonomato)は、日本・長野市を拠点とするアーティスト主導のレジデンスおよびスタジオ・プログラムです。制作に集中するための時間と空間、そして交流や長期的な思考を育む場として設立されました。長野は新幹線で東京から約1時間20分とアクセスに優れながらも、都市から適度な距離を保ち、集中した制作を支える環境を備えています。
本プログラムでは、分野を横断して活動する現代美術のアーティストを受け入れ、カリキュラムや制度的な枠組みに縛られることなく、制作のための時間、空間、そして地域の素材や実践に触れる機会を提供しています。
トコノマトは、アーティスト兼キュレーターであるギレルモ・クレウスによって設立されました。
トコノマトは、アーティストが新たな環境の中で制作を継続するための時間と空間から恩恵を受けるという考えに基づいています。日々の生活や場所との継続的な関わり、そして緩やかな交流を通して、実践が育まれていきます。
Founder & Director(創設者・ディレクター)
ギレルモ・クレウスはアルゼンチンに生まれ、ブラジル・ポルトアレグレで育ち、そこで制作活動を始めました。南米で学部課程を修了後、海外に渡り、ニューヨークのコロンビア大学大学院にてMFAを取得。以降、同地を拠点に活動を展開してきました。
これまでにアメリカ、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカにおいて個展およびグループ展に参加するほか、国際的なプロジェクトや協働を通じてキュレーションの実践も行ってきました。トコノマト設立以前には、「Fortress to Solitude」というオンラインプラットフォームを立ち上げ、アーティストの活動を支援・紹介しながら、異なる文脈を横断する交流と発表の場を築いてきました。
数年間の制作活動の中断を経て、2023年より再び絵画制作に取り組んでいます。現在は長野とニューヨークを拠点に活動しています。
ロケーション
トコノマト(Tokonomato)は、長野市中心部の東側に位置する上松(うえまつ)エリアにあります。静かな住宅地の高台に位置し、市街地を見渡す開けた眺望と澄んだ空気、都市の喧騒から適度な距離を保ちながらも、日常生活へのアクセスの良さを併せ持つ環境です。
長野は、文化的・芸術的な場所へのアクセスに優れています。徒歩圏内には善光寺や長野県立美術館があり、さらに水野美術館など、近現代美術から日本の伝統的な絵画まで触れることができる環境が整っています。都市の密度からは適度な距離を保ちながら、文化的な基盤に近接した環境です。
この文化的な広がりは周辺地域にも及びます。小布施(北斎館)や、草間彌生の出身地として知られ、現在も文化的な活動が盛んな松本へは日帰りで訪れることができます。さらに金沢へは電車で約1時間でアクセスでき、金沢21世紀美術館をはじめとする現代美術の文脈にも触れることが可能です。
一方で、この地域は山々や森林、四季の変化によって形づくられた自然環境へと広がっています。戸隠では森林の中の小道や歴史的な神社群に触れることができ、車で約20分の飯綱山周辺では、より広がりのある自然環境にアクセスできます。妙高や白馬の山岳エリアも含め、季節を通じて多様な風景が展開しています。
こうした環境により、滞在者は制作に集中しながら、長野地域の風景や文化的な場所、そして四季のリズムに触れることができます。
